便潜血陽性

便潜血検査とは

便に血液が混じっていないかを調べる検査で、肉眼ではわからないほど微量の血液が混じっている場合にも陽性になります。健康診断では、大腸がん検診のスクリーニング検査として行われており、40歳以上の方が毎年便潜血検査を受けると大腸がんによる死亡率を60~80%減らせるという試算がされています。日本では40歳以上の約26%しか大腸がん検診を受けておらず、加えて陽性になった方も半分近くが精密検査を受けていないと報告されています。がんによる死亡者数で大腸がんは上位を長年占めており、便潜血検査受診率の低さが問題視されています。
便潜血検査は消化管のどこかから出血していることはわかりますが、出血部位や原因は精密検査を受けないとわかりません。大腸がん検診と呼ばれていますが、精密検査を受けて発見されることが最も多いのは痔で、大腸がんが発見されるのは数%とされています。ただし、30%程度に前がん病変の大腸ポリープが発見されていて、大腸ポリープを切除することで将来の大腸がん予防につながります。大腸カメラ検査は早期大腸がんや前がん病変の大腸ポリープを発見できる唯一の検査であり、組織を採取して病理診断を行うことで多くの疾患の確定診断が可能になります。また、検査中に発見された前がん病変の大腸ポリープをその場で切除できるので、検査・治療・予防を1回で行うこともできます。
便潜血検査は大腸がんの有無を調べる検査ではなく、大腸がんの早期発見や予防につながる大腸カメラ検査を受けるきっかけとして有効な検査です。

便潜血検査

微量の血液も発見できる検査であり、精度を高めるために1日1回の便採取を2日行う2回法が行われます。渡された採取キットを使ってご自宅で採取します。採取の方法はキットに説明がありますので、それに従って行います。なお、便に含まれた血液は時間経過によって残存率が低下していくので、提出日よりも1週間前に採取した場合は無効になってしまいます。

便潜血検査の陰性と陽性

便潜血検査は大腸がんのスクリーニング検査として行われ、陽性か陰性という結果が出ます。ただし、大腸がんや前がん病変の大腸ポリープは出血しないこともありますので、陰性でも大腸がんや大腸ポリープがないということではありません。また、痔などによって陽性になり、大腸疾患でないケースもあります。
便潜血検査は便を採取するだけで手軽ですが、便の中に血液が含まれているかどうかのみを調べているため、原因や出血部位まではわかりません。大腸がんの早期発見が可能な大腸カメラ検査を受けるきっかけとして便潜血検査は有効性が高いことから広く行われています。
便潜血検査が陽性で大腸カメラ検査を受けずにいるのは危険ですが、便潜血検査陰性で大腸がんがないと安心してしまって何年も便潜血検査を受けないでいるのも危険です。早期の大腸がんは適切な治療で寛解が期待されますが、進行させてしまうと命に関わる可能性もあります。

大腸カメラ

陽性の方へ

陽性になった場合は、できるだけ早く大腸カメラ検査を受けることが重要です。陽性だから必ず大腸がんがあるわけではなく、1万人が検査を受けた場合、5百人から千人が陽性になり、10~15人が大腸がんと診断されるとされています。便潜血検査陽性がきっかけとなって大腸カメラ検査を受けて発見された大腸がんは比較的楽な治療で完治できる可能性があります。痔による出血で陽性になることが多いのですが、前がん病変の大腸ポリープが発見される確率が30%程度とされていて、ポリープ切除によって大腸がん予防につながります。陽性を指摘されたら、速やかに大腸カメラ検査を受けましょう。

陰性の方へ

陰性でも、大腸がんや前がん病変の大腸ポリープがないということではありません。早期大腸がんは出血を起こすことは少なく、進行した大腸がんでも出血を起こさないこともあります。早期大腸がんの発見には、症状がなく、便潜血検査陰性でも、定期的に大腸カメラ検査を受けることが確実です。当院ではリスクが高くなる40歳になったら、大腸カメラ検査を受けるようお勧めしています。

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